投稿者「nishida」のアーカイブ

「地球環境カードゲーム」という教材っぽいゲームがカードゲームとして普通に面白い

冷蔵庫にモノをつめこみすぎた

子供がベネッセ(こどもチャレンジ)のポイントで、地球環境カードゲーム マイアースという教材っぽい名前のカードゲームをもらってきました。見た瞬間なぜこんな変なのを選んだのか??まあ一回二回遊べればいいかなと思ったんですが、やってみるとなかなか面白かったです。

地球の生き物チームと地球温暖化チームにわかれて対戦するのですが、例えば「冷蔵庫にものをつめこみすぎた」カードで攻撃して「オキアミ」を倒したら、連鎖で「イワシ」「カモメ」が死んだり、「風呂の残り湯で洗濯」で攻撃して「海があたためられる」を倒したら、連鎖で「大気の流れが変わる」「集中豪雨」が倒せたりして笑えますw

構造上大逆転もありえるルールになっていて、地球ライフ残り1から大逆転で温暖化を阻止できたり地球が滅びたりするのもよく出来ています。

そして値段も教材価格じゃなくていい値段しますwポケモンカードゲームや他のトレーディングカードゲームと同じように30枚で自分だけのデッキを作って対戦する類のゲームなので、追加のカードが売ってるんですが、10枚300円くらいです。

でもちょっと追加しただけでもだいぶおもしろくなりました。スターターセットだけではなぜか温暖化チームのほうが強かったので地球破壊されるばかりでおもしろくなかったのですが、30枚追加してデッキを考えられるようになるとかなりいい勝負になりました。カード自体にはそれほど魅力がない(失礼)ので、ポケモンカードのようにカード集め地獄に陥らなくてすみます。

ルールがそれなりにややこしいので、いちおう対象年齢9歳からになってます。ポケモンカードゲームできるなら大丈夫だと思います。うちの子は8歳なったばかりですがふつうにいい勝負してます(ぼくが弱いだけかもしれないですが)。

テレビじゃないゲームで子どもと遊ぶにはオススメなので見かけたらぜひやってみてください。


「シミュレーションの結果は,やり方によって変わる」 ゼロ円から始める設計者CAE

「ゼロ円から始める設計者CAE」セミナーに参加しましたので報告します。
無料ツールを使って,強度シミュレーション(有限要素法)のコツを5時間で習得するセミナーです。

主催は株式会社図研(CADベンダ・Solidworksも)の100%子会社であるCADLAB(サポート会社)。本セミナー監修の栗崎彰氏(同社取締役)の著書「図解 設計技術者のための有限要素法はじめの一歩」は非常に評価高いです(Amazonレビュー 2013/12/13時点で全員が5つ星★★★★★評価)。当日担当の講師は栗崎氏の部下,古田講師でした。

看板にいつわり無し

受講する側としては無料ってところが重要です。効果がわからない段階で予算を取るのは難しいからです。

だから結局有料ツールが出てきたりしたら意味ないわけですが,ほんとに全部無料で完結しました。じゃあ主催の図研社はなんのためにやっているのか?というのは後述するとして,とにかく看板にいつわり無しです。内容もわかりやすくて,おおよそどんな未経験者でも自分の手で結果を出すところまで連れて行ってくれます。

その裏返しとして,内容は固定化されていて活発な議論はありません。質問タイムもありませんでした。予定外の内容を排除することで,予定の内容を確実に伝えることに重点を置かれているようです。その内容はweb上で読める栗崎彰氏の連載記事(※1)と同じで,それ以上の内容は期待できないので,記事を読んでわかる方は読んだほうが早いと思います。

結局,最後にたどりつくところは,「シミュレーションの結果は,やり方によって変わる」ということだと思います。シミュレーションの奥の深さがちょっと見えたところでおしまい。その先に足を踏み入れたいと思うか,しり込みするかは,人によって意見が別れるところだと思います。でもシミュレーションをやっていくなら,踏み入れるしかない,と思います。

開催はボランティアに近い

主催のCADLAB社は「解析工房」という有料セミナーを開催しているそうです。「前に進むには,足を踏み入れるしかない」ところまで連れてきて,この有料セミナーへ誘導するのがひとつの目的だと思います。しかしどれくらい有料セミナーへ進むかは疑問です,お金はまだハードルが高い気がします。しかも有料セミナーといってもたいした利益にはならないんじゃないでしょうか。続けてもらいたいですが,今の段階ではボランティアに近いと思います。
ちなみに無料セミナー内に有料セミナーへの勧誘はなく,紹介がちょっとあるだけでした。

お金をかけるなら知識に

さて今後CAEはどうなっていくのでしょうか。
ツールが簡単になって無知なユーザーが増え,今は危険な状態だとします。今後はその危険に気づいた無知なユーザーがみんな勉強して知識をつけ,知識のあるユーザーが増えていくのでしょうか。残念ながら私はそうはならないと思います。間違った結果を出してしまった無知なユーザーのほとんどは,無知なままで正しい結果の出るもっと簡単なツールを求めるだけです。今回のセミナーの中でも「『線形解析では合わない。非線形解析が必要』と相談に来る方でも,実は線形解析を十分使いこなせていないだけで,線形解析で対応できる場合がある」という話がありました。無知なユーザーはツールのせいにして新しいツールを追い求め,次々コストをかけることになるんだと思います。逆に,弘法筆を選ばずと言いますが,その域まで達すると,お金をかけなくてもそれなりになんとかできるんだと思います。無知は金がいるんです。

なので私はツールに頼りすぎず,いつでももっと深い知識を求めたいと思います。もしお金をかけるならツールよりもまず先に知識のほうにお金をかけたいです。そういう意味でCADLAB社のこのような取り組みはずっと続いてほしいですし,他のセミナーも増えていってほしいです。でも今はボランティア状態であろうと予想されるのが心配です。ボランティアでは継続できないので,継続可能な収益を上げられることを祈るばかりです。でもなかなか,難しいんじゃないかな…

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※1
「仕事にちゃんと役立つ材料力学」
「設計者CAEを始める前にシッカリ学ぶ有限要素法」

【参加記録】
2013年12月13日
大阪会場(図研大阪オフィス)
参加者 5名


きれいになった,でも…方向性に疑問 箕面温泉スパーガーデン

リニューアルした箕面温泉スパーガーデンに行ってきました。

近所ですが平日夜でも1000円オーバーと高いのでなかなか手が出ませんでした。
なぜ高いのかというと,コンセプトが「温泉テーマパーク」で,「町のお風呂屋さん」ではないんだと思います。今回キャンペーンで安くなっていたのでやっと行くことができました。

ちなみにリニューアル前には一度だけ行ったことがありますが,その時の印象は最悪でした。
ボロいだけじゃなくサービス精神ゼロで,350円クラスの店で1500円取られたという印象です。

さて,リニューアル後ですが,さすがにまだオープン二ヶ月。どこもかしこもきれいです。お風呂は広くてヒノキのいい香りがしました。
そしてタオルも無料。タオルだけじゃなくなんとカミソリや歯ブラシも無料で使うことができます。普通のお店なら全部有料オプションになっているところです。以前は置いてすらなかったシャンプーやボディーソープは,たくさん種類があって選び放題。これで600円(キャンペーン価格)は激安!1000円取られても納得のサービスです。

しかし…サービス精神に欠けたところが散見されます。

まず入り口がわかりづらい!駅の自動改札のように機械が並んでいて,一見チケットを持ってないと入れなさそうに見えます。近くにチケット売り場がないかまず探してしまいました。入り口にはスタッフがずっと待機していました。みんな入り方がわからないんだと思います。

入ったらこんどは受付がどこにあるのかわかりません。ホテルのフロントに並んでしまってました。

なんとか裏にある受付を見つけて申し込むと,地図を渡されました。
地図?
と思いましたが,後で納得。風呂がどこにあるのかわかりません。

下駄箱がなく,靴は袋に入れて持ち歩かされます

靴を脱いで上がるとまた自動改札があります。
さっきのは建物に入る自動改札で,こんどは風呂にはいる自動改札のようです。ここは受付で渡されたおさいふ機能付きリストバンドで開くのですが,やり方がわからないおばちゃん二人組が怒ってました。ここにもスタッフが張り付いてないとダメですね

お風呂は広く,それほど混んでないのに,サウナはちっちゃくて満員で入れません
サウナに入ったら時計がついていません

精算のため受付に並ぶと,精算は場所が違ったようで,他のところにつれていかれました。

*

キャンペーン中とは言え,金銭的にはお値段以上のものを提供してくれていると思います。
でもまた行きたいと思わないです。正直,サービスの方向性を間違っていると思います。
求められているのは,お金のかかることよりもまず,優しさだと思います。

入り口はわかりやすくしてほしいです。
スタッフの方はいらっしゃいましたがこんなところに人件費かける場合じゃないと思います。食い逃げ(入り逃げ?)が心配なのかもしれませんが,そんな悪い人いません。もしいるとしても,大多数の良いお客さんに不便をかけないように対策できるはずです。少なくとも他の店はそうしてます。

どこにいけばよいかはわかりやすくしてほしいです。
建物の構造上順路がわかりやすくできないなら,ブサイクにはなりますが看板をたくさん立ててほしいです。どこにいけばわからないよりずっと良いです。

靴箱は用意してほしいです。なぜ靴箱を置かなかったのかというと,靴を脱ぐより先に受付があるからだと思います。他の店では受付の前に靴箱があり,靴箱の鍵は受付で預かっています。靴箱の鍵がなくなるからです。
あんなに広いんだから,靴を脱いで上がった後に受付を作ればよいと思います。ゆかたに着替えるスペースなんていらないからあそこを受付&靴箱にすべきです。そうすれば風呂エリアの自動改札もなくせます

サウナには時計を置いてほしいです。

タオルや歯ブラシはオプションでよいのでもっと価格を下げてほしいです。
人はいなくてもわかるようにわかりやすくして,スタッフの数をもっと減らしたほうがよいと思います。まだまだ人件費を減らせると思います。
劇団を守るなど,雇用を守る姿勢は尊敬しますが,事業が存続しなければ意味がありません。このままでは危ないと思います。ぜひ利用者の声を聞いていただいて,持ち直してもらうことを願います。


「世代を超えて」田中慎弥作「神様のいない日本シリーズ」まとめ

2009年に芥川賞候補となった,まいど田中慎弥のやさしさあふれるお話です。

1958年,ひとりの少年が,家族のために野球を諦めました。それが「あの男」と呼ばれる主人公の父親です。叶えられなかった「あの男」の野球への思いは,彼を想う妻,その子供である主人公を経由して,孫へと引き継がれます。その孫が「野球をやめる」と言い出したところから物語が始まり,三世代にわたる野球への思いを,主人公である父親が語るというストーリーになっています。

この話で印象深いのは「あの男」の想いを家族が引き継いでいくことです。一人の少年が家族のために夢を諦めなければならなかったことは世界にとってはちっぽけなことですが,一人の少年の人生にとってはすごく大きなことだったのだと思います。それを家族が共有し引き継いでいくところに感動しました。じつは「あの男」の妻となった女性は野球をものすごく嫌います。なぜなら,野球を諦めきれない「あの男」は野球が原因で失踪してしまうからです。しかし,野球を憎みながらも,「あの男」の想いを理解しているばかりに,「あの男」からの手紙を装って息子へメッセージを送り続けます。

「野球をやれ」と。

しかしその息子(この物語の語り手)はいくらメッセージが届いても野球に興味を持ちません。好きな女の子にうつつを抜かしています。そして父親から譲り受けたバットも川へ捨ててしまいます。結局おやじの想いは伝わりませんでしたが,好きな女の子とは結ばれます。そして子が生まれ,生まれてきたその子は,やっと来た待ち人のように,何も知らないままに野球を始めるのです。

今の子どもが何か習い事を始めるのは,親の指示でやらされることよりも,「自分がやりたいから」やっていることが圧倒的に多いと思います。きっとこの話の子もそうなのではないかと思います。やりたいことをやらせてもらえているというと聞こえはいいですが,ぼくは良いことばかりでもないと思います。なぜなら,自分の気持ちや夢は,マンガに出てくるほど確固たるものではなく,不安定なものだからです。そういうわけで,ぼくは自分という存在を超越した何かを与えてあげることが,親の仕事の一つだと考えています。

なのでこの子は,じいさんばあさんの野球に対する想いを聞かされた孫はいったいどういうふうに感じるのかはとても興味があります。きっとすぐにはわからないけれど,時間をかけて染みこんでいくのではないかと思います。世界にとってはすごくちっぽけな出来事でも,50年経ってまだ,一人の人間に影響を与える意味をもつ,という話が,とても素敵だと感じました。うーん,田中慎弥作品は,優しい。


家族サービスで行った東京ディズニーランドの感想

2013/11/17,18の二日間,家族で東京ディズニーランドに遊びに行ってきました。

想像していたのと違っていたところがたくさんありました。意外とよかったところもあり,意外とそれほどでもなかったところもありました。私のように,人の多いところが苦手だけれど,家族サービスで考えられている方の参考に,感想を記録しておこうと思います。

覚悟していたほど並ばなくてもよかった

まず最初に感じたのは,覚悟していたほど並ばなくてもよかったことです。
ぼくたちが行ったのは日曜と月曜(平日。参観日の振替休日を利用)で,ディズニーランド ディズニーシー 混雑予想カレンダーによると,一日目が非常に混雑(入園制限に注意),二日目が混雑(慣れていないとかなり辛い)となっていました。ぼくは当初,一つのアトラクションにつき2,3時間並ぶものと覚悟していましたが,そんなに混んでいるアトラクションはほとんどなく,少し考えて回れば全部1時間以内で乗れました。レストランも20分程度の待ち時間で購入できて,空席もあり,席を求めてうろうろ歩きまわるということもありませんでした。このおかげで,全日程を通してずいぶん楽しむことができました。

アトラクションや食事は「ふつう」

一方アトラクションは普通です。夢の国だと繰り返し聞いていたので,どれくらい異世界へ連れて行ってくれるのかと期待していましたが,乗り物はどこの遊園地やテーマパークでも見られるような,想定の範囲内のものばかりでした。レストランや出店の食べ物も普通においしかったです。値段も違和感のない価格で普通に楽しむことができました。

おすすめの楽しみ方

以上の通り,良くも悪くも普通に楽しめたので,無理にアトラクションを詰め込んだりせずに,ゆったり見て回るのがおすすめです。今回妻の案でディズニーシーへは行かず2日ともランドに行ったのですが,結果的にこれがすごくよかったと思います。おかげで余裕をもって楽しむことができました。
1つや2つ乗れなかったところで楽しさが減ったりしません。どうせそんなにたいそうなもんじゃありません。逆に,並ばなくても楽しいところはたくさんあります。

ぼくが特に良かったなと思ったポイントを3つ紹介しておきます。

  1. カントリーベア・シアター
    ディズニーランドの特長として,ロボットはどれもすごいんですが,このカントリーベア・シアターのロボットは特に驚きです。30分近い長時間のステージをロボットだけで行うんですが,いったいどうやったらそんな長時間の動作をさせられるのか見当がつきません。細かい動きがいきいきとしていて,例えば3人娘が3人同じダンスをするんですが三者三様で動きが微妙に違います。いったいどうなってるんだこりゃ!?素晴らしいです。でも子どもが見たら3Dメガネをかけて見るCGのほうがインパクトあるんだろうなあ…CGなんか(以下自粛)。
  2. ウエスタンランド
    ウエスタンランドは景色がとてもきれいでした。人気はそれほどなさそうな場所なんですが,蒸気船は癒やされるし,カヌーを漕いだらとっても気持ちがよかったです。他のところには行かずにずっとこの辺りにいられたら幸せだなぁ…まあ,そういうわけにはいかないんですが。
  3. パレード
    究極のコンテンツはやっぱりパレードです。ダンスしてる人たちは本当に楽しそうで,楽しそうにしている人を見るのは,見てる方も楽しいです。それが美男美女ならなおさらです。ずーーーっと見てたくなります。パレードといえばエレクトリカルパレードが有名ですが,夜のパレードは当然ながら暗いので,踊っている人がよく見えません。そもそも乗り物やキャラクターがメインで,生身の人間が少ないです。美男美女がよく見えません。だから断然昼間のパレードがお勧めです。

以上,20年ぶりに行った東京ディズニーランドのレビューでした。

なによりそれほど並ばなくても楽しめたのが大きかったです。これから行かれる方もぜひ楽しんできてください。